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院長挨拶

東京病院 院長 松井 弘稔

 国立病院機構東京病院のホームページの中でも、院長あいさつのページをご覧いただきありがとうございます。このページを見てくださった方が知りたいと思ったことが書かれていればいいのですが自信はありません。どういう方がどういう目的で、このページをご覧になるのか、まだ今のところ私にもよくわかっていません。そのあたりのご意見があれば、お寄せいただければと思います。
 私は、1964年に大阪府で生まれ、府立生野高校から東京大学医学部に進学し、卒業後は東京大学老年病科の呼吸器内科グループに入りました。都内の病院での研修と米国留学を経て、2005年から国立病院機構東京病院に呼吸器内科医として勤めています。その後、副院長などを経て、2022年4月から院長として伝統ある東京病院を率いています。定年まで勤めるとしたら2029年3月までが任期です。
 私が目指している理想形としての東京病院について紹介したいと思います。

(1)日本の呼吸器センターであること
呼吸器疾患の患者さんを入院でどれだけの数診ているのかを、日本全国の病院との比較で調べることができます。目に見える数字という形の一番を目指すのはもちろんですが、首都圏のお医者さんからも患者さんやそのご家族からも「東京病院に行っていれば間違いないね」「肺の病気で困ったら、東京病院に行けばいいね」という感覚で信頼してもらえるようにすることが理想形です。また、将来の呼吸器専門医を目指す医師の研修病院としての人気も維持し続けていきたいと思います。

(2)地域の病院として頼りになること
これが一番難しいです。どうすれば、この地域に住んでいる人やこの地域で診療してる人から信頼されるのかと考えれば、総合病院を作って救急医療もやってすべての診療科に優秀な先生を連れてきて、最新の医療機器を購入したらいいんですが、それは非現実的です。当院が理想の病院である必要はなくて、この地域の医療施設すべてが有機的につながっていて、この地域の人が医療に関しては困っていないことが重要です。そういう地域の中で、当院だけで理想の病院を作るのではなく、役割を分担しながら、この地域の人がこの地域に住んでいてよかったと思える地域であること、その中で、東京病院は頼りになるといわれることが理想の形です。

(3)他の病院にあまりない機能をもち補完すること
当院は一般病院でありながら、複合機能として、緩和ケア病棟、結核病棟、コロナ病棟、神経難病中心の障害者病棟、回復期リハビリ病棟を運営しています。肺がんを中心にがんの診断、治療の専門病院でありながら、緩和ケア病棟も持つことは大事にしていきたいと思います。がんと分かったら、がん専門病院で見てもらったほうが安心と考えるかもしれません。でも、がん専門病院で診るのは治療のできるがん中心ですから、がん難民がでたりします。家から近い地域の病院の良さは守って、治すことのできない病気であっても、この地域で療養することの役割も担っていたいと思いますし、国立病院としてのセーフティーネット系医療の役割も果たしたいと思います。

(4)慌ただしい感じがなく、優しくいい雰囲気を持っていること
病院の機能の話をたくさん書きましたが、病院の雰囲気も大事にしたいと思っています。病院という機能上、患者さんも職員もなかなか楽しく過ごしてばかりはいられません。つらいことがあって、うまくいかないこともある中で、お互いが相手を思いやる。医療職が患者さんにやさしいのはもちろんですが、患者さんが職員にやさしいのもこの病院の特徴であり、私の理想形です。外来の時には多くの患者さんから励ましの言葉をいただきます。いつもありがとうございます。

 この理想形に現実の東京病院を近づけることは、もちろん院長だけではできません。東京病院に期待していただいている、患者さんや医療関係者の方、当院の職員、さらには、今は当院とは関係のない、でも将来は関係するかもしれない、患者さんや医療関係者の方も含めて、皆さんの力を合わせて、理想の東京病院を作っていきたいと思います。

2022年(令和4年)4月

国立病院機構東京病院院長 松井 弘稔
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