病院紹介

院長挨拶

東京病院 院長 當間 重人

 東京病院ニュース前号では新型コロナウイルス感染症について、「・・・ことから、第2波は間違いなく来ると考えられます。もちろん、検査能力を含めた診療提供体制が強化されてきているので、適切かつ効率的な医療提供が行われることにより、緩やかかつ小さなピークに抑え込むことが十分に期待はできると思います。」と記述いたしました。この記述におけるピークとは新規診断者数を意味していたので、検査件数の影響があるとしても、残念ながら第2波のピークを小さく抑えることはできなかったということになります。ヒト同士の接触度合いは感染拡大の程度に影響しますが、接触を極端に制限することは種々の弊害を生じさせることも事実です。特に医療・介護・福祉においては必要な感染対策を行いながら業務対応を継続していかなければなりません。
 8月31日現在、第2波が徐々に収まりつつあるように見えますが、今後とも全国あるいは地域において種々の大きさの波が繰り返される可能性が高いと思われます。この波の大きさを決定する最も重要な行動は、不要不急のヒトとの接触を避けることと、接触する際には「うつらない」「うつさない」ためのマナーを守るということになります。そして、@より確度の高い迅速診断キットの開発、A治療薬の開発、B有効なワクチンの開発を待ちたいと思います。

 さて、前号でも言及しましたように、新型コロナウイルス感染症対策は重要ですが、他の病気の状況も大変に気になるところです。新型コロナウイルスによる受診控えが徐々に解消されつつあった時期に第2波が観測されたこともあり、8月になって再び受診控えが目立つようになって参りました。体調不良時や健康診断で精密検査をすすめられた場合の医療機関受診はもちろんのこと、慢性疾患など持病のある方の定期的外来通院は極めて重要です。定期的受診の意義は、「病状変化の有無確認・早期発見」「治療効果の確認」「治療に関連した副作用の確認」などにあります。定期的診察や検査は必要不可欠な診療であることを、あらためてご理解いただきたいと思います。

 東京病院は、患者さんにとってより快適で充実した医療を受けることができる病院づくり、また職員全員にとって気持ちよく楽しく働ける職場環境づくりのため、無限の発展に努めて参ります。

2020年(令和2年)9月

国立病院機構東京病院院長 當間 重人
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