部門紹介

薬剤部

薬剤部の紹介

医薬分業が推進されているなかで、外来患者さんの処方薬は保険薬局の薬剤師が管理し、私たち病院薬剤師には、医療スタッフの一員として、主に入院患者さんでの薬物の適正使用に力を注いでいくことが求められています。
国立病院機構東京病院 薬剤部では調剤業務をはじめとし、医薬品の品質管理、患者さんからのお薬相談、有効性・安全性などの情報収集、情報提供、無菌製剤の調製など、さまざまな業務に取り組んでいます。
その他にも、将来を見据えた業務の改善、次世代を担う薬学生の実習指導等を行っています。

薬剤部概要

当院薬剤部は調剤室、注射室、薬務室、製剤室、無菌調製室、医薬品情報管理室、薬歴管理室を17名の薬剤師と1名の薬剤助手で業務を行っています。
その他に治験管理室で2名の専任薬剤師が業務を行っています。


26年度実績

薬剤管理指導請求件数:13,006件
退院時指導請求:2,622件
抗癌剤の無菌調製件数:2,689件
学生実習
実務実習  9名
6ヶ月長期実習 5名  他

製剤室
試験検査室
医薬品情報管理室

病棟での業務

東京病院薬剤部では、病棟(1病棟、2病棟、3西病棟、ICUを除く)に薬剤師が常駐しています。病棟担当医、病棟看護師などとの連携を図り、より安全で効果的な薬物療法のご提供に心がけています。

入院患者さんを対象に、入院前に自宅でどのような薬剤を服用していたかの確認、ベッドサイドにてお薬の使い方や副作用症状のご説明、薬やサプリメントとの飲み合わせの確認等を行っています。できるだけ多くの患者さんにお話しすることを心がけています。退院後も正しく薬を理解し内服していただけるよう、病棟スタッフと協力しながら患者さんにお話しています。例えば、呼吸器内科では、吸入薬が多く使用されておりますが、初めて吸入を行う患者さんには器具の使い方などご理解いただけるまでゆっくりお話するよう心がけています。また、抗がん剤を投与される患者さんに対して、東京病院で承認された投与計画に基づき、適正に投与されているかチェックし、薬剤師が調製を行っています。また、副作用とその対応方法など直接患者さんに説明を行っています。
入院中、お薬の使い方などご不明な点がございましたら、遠慮なくお申し出下さい。薬を安全にかつ効果的にお使いいただけるよう説明させて頂きます。

調剤室

調剤室

注射薬調製室

注射薬調製室

注射室

注射室

医薬品情報室

医薬品情報室

学生実習

学生実習

院外処方せんの発行推進、医薬分業について

当院では外来受診された患者さんのお薬は院外処方せんを発行し、保険薬局でお薬をいただいてもらうこととしています。
これは、先進国の多くで実施されている「医薬分業」の一環です。
保険薬局では、薬歴を作成することで、複数の病院に受診された場合など、薬の重複や相互作用をチェックし、副作用などの健康被害を未然に防止することが可能です。
国も「医薬分業」、「院外処方せんの発行」を進めています。

院外処方せんのメリット

かかりつけ薬局を持つと…
①あなたの「薬歴を(薬の服用の記録)」を作成します。
②2つ以上の病院におかかりの場合、薬の重複や相互作用による副作用などの健康被害の未然防止が図られます。
③薬の説明をいつでも受けることができます。
④保険薬局は自由に選べます(ご自宅の近くや、職場の近くなど便利なところを選ぶことができます)。
⑤後発医薬品への変更が可能です。これは後発医薬品への変更の機会を多くするとの国の方針にも則したものです。

医薬分業

「医薬分業」とは、病院や診療所の医師が患者さんに『処方せん』を交付します。受診者の皆様は、その処方せんを『保険薬局』に持参し、薬剤師から直接お薬を受け取る方式です。
この方式では、医師と薬剤師がそれぞれの立場で専門性を発揮し、薬の重複や相互作用による副作用などの健康被害の未然防止が図られ患者さんへ安全でスピーディーなお薬の提供が期待されます。これが『医薬分業』の最大のメリットです。
『デメリット』としては、病院と保険薬局の両方へ行く必要があるので“二度手間”となります。でもメリットはそれを上回ると考えられます。
受診者の皆様が、『医薬分業』を上手に利用するため、自宅近くに『かかりつけ薬局』を持つことをおすすめします。

*処方せん

受診者の皆様の症状に適した「お薬」や「その服用方法」などを記載した医師の指示書です。

**保険薬局

保険薬剤師が常時配置され、処方せん調剤が可能な薬局です。「基準薬局」または「保険薬局」の表示があります。

これからの医療は医薬分業をめざします。
医薬分業では院外処方せんの発行が推進されますので当院を受診される皆様のご理解、ご協力をお願いします。

院外処方せんの流れ

1.診察→2.発行窓口 処方せん発行→3.交付窓口 院外処方せん受付(FAXコーナーで保健薬局のご案内) あなたの選んだ薬局へ処方内容をFAXします。→4.保健薬局 院外処方せんは、あなたの選んだ「保健薬局」の看板のある薬局へお持ちください。FAXで送信した場合、お薬は準備されております。

ご注意

院外処方せんの有効期限は、法律により発行日を含めて4日間と定められています。この期間内に処方せんを保険薬局へお持ちになり、お薬を受け取ってください。

院内処方でお薬を受け取られる方へ

労務災害等により院内でお薬を受け取られる場合は、領収書兼お薬引換券をお薬窓口へお持ちください。


薬の保管期間は原則として1ヶ月とさせていただいております。保管期間を過ぎた場合、薬のお渡しが出来かねますのでご了承ください。また、返金も出来かねませんので合わせてご了承ください。

お薬のQ&A

Q1.いろいろな調剤薬局に行きますがそれでもよいのでしょうか?

A1.薬局はできるだけ1つにしておいたほうがよいでしょう。いわゆるかかりつけ薬局です。処方せんを受け取った薬局では皆様個々に使用しているお薬の記録が保管されています。複数の病院を受診し、同じお薬がでていたりしないかどうか、お薬の飲みあわせに問題はないか等確認をします。

Q2.病院指定の調剤薬局はありますか?

A2.病院が薬局を指定することはありません。患者の皆様が一番いいと思う薬局を利用してください。最初はいくつかの薬局を利用して比較検討されることもよいでしょう。

Q3.院外処方せんの提出期限(原則、処方せんの交付日を含めて4日)が過ぎてしまいましたがどうしたらよいでしょうか?

A3.調剤薬局にご相談ください。なお、どうしても4日以内に薬局へ提出できないことがあらかじめわかっている場合は、担当医にご相談ください。期限の延長が可能です。

Q4.他の病院からお薬をもらっているのですが、いっしょに飲んでもかまいませんか?

A4.他の診療機関におかかりでお薬を使用している場合は、診察の時必ず申し出てください。お薬によってはいっしょに使用してはいけない場合もあります。

Q5.他の病院の紹介で同じお薬をいただけることになっていましたが、名前が異なるお薬になりました。よいのでしょうか?

A5.お薬はまったく同じ成分、同じ量でも名前が異なることがあります。こうしたお薬のことを同種同効薬といいます。これは同じ成分であっても作っている製薬会社が異なるからです。お薬の効果に差はありません。また、診察の時に担当医が判断して同じ成分ではないのですが、類似の薬効を有するお薬を選択する場合もあります。


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