X線透視撮影検査とは
少ないX線を連続的に照射して、人体を透視しながら撮影を行う検査です。
食道・胃・小腸・大腸といった消化管疾患から、泌尿器疾患に対する診断や治療を行います。
また骨折・脱臼の整復といった整形外科領域、嚥下検査も行っております。
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X線透視撮影検査の種類
当院で行っている検査は以下の通りです。
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また、内視鏡との併用検査も行っております。
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当院での代表例
経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)
閉塞性黄疸の治療法の一つです。閉塞性黄疸とは、 胆道系の閉塞により胆汁の流れが阻害され黄疸を来す状態です。 黄疸が続くと生命に関わる状態になります。 また、急速に重篤な状態に陥ることがあります。 この状態を改善する方法として、手術と内視鏡的治療とPTCDがあります。
・治療方法
腹部(挿入部位)に局所麻酔を行い、皮膚を切開し、超音波と透視で確認しながら、肝臓を通して胆管に管を挿入します。管が自然に抜去しないように、皮膚に固定します。
施行時間は、約1時間程度です。
◎PTCDチューブ挿入後の造影症例
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嚥下造影
食べ物が気管に入っていないか(誤嚥・食物残留 等)、安全に飲み込みが出来るか(食品の種類・体位)について、X線透視を利用して評価する検査です。
とろみの違うバリウムを使用しどれだけ固体に近いものも誤嚥せずに食べられるか確認します。
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