アレルギー科
概要
東京病院でのアレルギー診療は、平成20年に東京病院に設置された新しい診療科であるアレルギー科を中心に行われてきました。アレルギー科では、現在1日平均20~30人の外来患者さんを診察しており、対象とするアレルギー疾患は、気管支喘息を中心として、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アナフィラキシーなど、多岐にわたっています。
アレルギー性疾患は、同時に様々な臓器に現れるのが特徴です。耳鼻咽喉科に関しては、非常勤医が火曜日の午前・午後、木曜日午前を担当しています。当センターでは、治療の難しい成人喘息患者さんに対し、新しい生物製剤(抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-4受容体抗体)による治療や、気管支熱形成術(気管支サーモプラスティ)を数多く行っています。さらに、スギ花粉症、ダニアレルギーに対する、舌下免疫療法も行っています。また、東京病院には臨床研究部があり、とくにアレルギー疾患については、臨床研究や治験、基礎的研究を積極的に行っています。
診療体制
- 初診受付:8時30分~14時
*診療科によって、診療を行っていない曜日、時間帯がありますので、詳しくは下記をご覧下さい - 再診受付:8時00分~11時(診察券をお持ちでない方は8時30分から受付)
【アレルギー科(喘息)】
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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初診 | 午前 | ― | ― | ― | 当番医 | ― |
午後 | ― | ― | ― | 当番医 | ― | |
再診 | 午前 | ― | 田下 <予約のみ> |
小林 | 鈴川 | 大田 <予約のみ> |
午後 | ― | 田下 <予約のみ> |
小林 <予約のみ> |
鈴川 | ― |
診療内容
対象疾患
気管支喘息および類縁疾患、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎
検査
- 気管支喘息
呼吸機能検査、呼気一酸化窒素測定(FeNO)、モストグラフ、気道可逆性試験、気道過敏性試験(アストグラフ)、末梢血好酸球数検査、特異的IgE検査、喀痰好酸球検査など - 食物アレルギー、アレルギー性鼻炎
特異的IgE検査、皮膚テスト(一般的な項目のみ、特殊な検査は行っておりません。)
治療
- 気管支喘息 一般的な治療でコントロール不十分な重症の喘息に対しては下記のような治療を行っています。
- 生物学的製剤(抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-5受容体抗体、抗IL-4受容体抗体)
- 気管支熱形成術(気管支サーモプラスティ)
- アレルギー性鼻炎
- スギ花粉症、ダニによるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法
- 重症のスギ花粉症に対する抗IgE抗体療法(保険適応には条件があります。)
スタッフ
- 田下 浩之
- (たしも ひろゆき)
役職 | アレルギー科医師 |
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卒業年次 | 平成9年 帝京大学卒 |
専門分野 | 喘息、アレルギー・呼吸器一般 |
資格等 | 医学博士 特定非営利活動法人日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡指導医 一般社団法人日本アレルギー学会 アレルギー専門医 一般社団法人日本内科学会 認定内科医 ICD制度協議会認定ICD(感染制御医) 公益社団法人日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医 |
ひと言 | 喘息、アレルギー疾患を中心に呼吸器疾患全般の診療をさせて頂きます。ご不明な点、疑問点などあれば、気軽にご相談下さい。 |
- 鈴川 真穂
- (すずかわ まほ)
役職 | アレルギー科医師 |
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卒業年次 | 平成12年 金沢大学卒 |
専門分野 | 呼吸器内科一般、アレルギー内科の診療、基礎研究及び臨床研究 |
資格等 | 一般社団法人日本呼吸器学会 呼吸器専門医 アレルギー学会 アレルギー指導医 一般社団法人日本内科学会 認定内科医 |
ひと言 | 呼吸器疾患、アレルギー疾患を専門としております。どうぞよろしくお願い致します。 |
- 大田 健
- (おおた けん)
役職 | 名誉院長 |
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卒業年次 | 昭和50年 東京大学卒 |
専門分野 | 呼吸器内科一般、アレルギー疾患一般 |
資格等 | 日本内科学会認定内科医 日本呼吸器学会専門医・指導医 日本アレルギー学会専門医・指導医 身体障害者福祉法指定医 帝京大学客員教授 昭和大学客員教授 岡山大学非常勤講師 |
ひと言 | 喘息、COPD、間質性肺炎を中心に、これまでの臨床経験をベースにオーソドックスな臨床を心掛けています。 |